意外にも我が子の異常に気がつかないご両親が多いようですが、成長期の子供たちにとって、身体の歪みやねじれは、心身の発育を妨げ、さまざまな病気を誘引していることが多く見られます。飽食の時代となり、脂質・タンパク質の摂取量が増えたため、身長は著しく伸びている反面、運動不足などの影響で胸郭・腹部など横への成長が伴わない子供が増えています。このような骨格と筋肉のアンバランスは、血流量の減少、抵抗力の低下、内臓機能の低下を引き起こし、アトピー性皮膚炎、喘息、風邪、便秘、下痢などの原因となります。逆に身体の歪みねじれの改善は、自然治癒能力を高め、病気の予防や心身の健全な発育を促進します。
最近の子供特有の、集中力の不足、根気のなさ、起伏の激しさなど情緒的な問題と思われる場合についても、全身の歪みに起因していることが多数見られます。私どもは「身体を整えることで心も整う」という考えのもと、筋骨格系の視点で子供たちの成長を妨げる要素を取り除き、心身の健全な発育の一助を担っています。